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毎年10月の終わりころになると、コハクチョウが冬を越すために、シベリヤから安曇野へ遥々渡って
来ます。安曇野には、営巣地が2カ所あり、一つは、豊科梓川白鳥湖、もう一カ所は、穂高御宝田湧水池です。コハクチョウは、この2箇所所を行き来しながら、お気に入りの場所で餌をついばみ過ごしています。
朝 太陽が顔を出すころ、ぞれの群れが飛び立ち、日暮時になると、また ねぐらにしている水辺に帰ります。コハクチョウの日常を観察していると、群れの団結力の強さに感心させられます。
朝だ さあー 行こう! 勢いよく水面を蹴り離陸です。
朝陽が昇るころ 次々と飛び立ちます。見ていると数多くのコハクチョウ中で、どの群れが出るのかわかります。
群れの大きさは、数羽から十数羽と様々ですが、飛び立つ時は、リーダーの合図で一斉に声を掛け合います。
そして 羽ばたき 勢いよく水面をけり離陸です。そんな 姿を見ていると「行くよ いくよ みんな 準備して」
「いいよ いいよ 準備出来たよ!」とでも言っているようにも聞こえます。 |
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暁光の中 思いきりの背伸びです。 頑張ったからずいぶん浮いたよ。
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白銀の雪帽子を被った北アルプスを背に、悠々と飛ぶコハクチョウ(左の山 常念岳)
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お帰りなさい。着水です。
帰って来ると、お互いの無事を喜び、向かい合って声を掛け合います。
これも 家族愛、兄弟愛なのでしょうか。見てると、とても一族の絆の強さを感じます。 |